『神戸の古本力』という黄色い本が、みずわ出版さんから出ているのですが、その本を読んでいると、古本を愛する人達が熱く神戸の古本屋さんについて語っているのです。
元町・三宮の古本屋さんはceroから近いのでよく行きますが、六甲にも良い古本屋さんがあるという事が本に載っていたので、六甲の『宇仁菅書店』さんに足を運びました。あまりに広くない店内に足元から天井まで、うづ高く積み上げられた本の数に圧倒！一番奥のカウンターの本達に囲まれながらチョコーンと座っている小柄な店主さん。戦前からあるお店だそうで。。。迷って迷って選んだ2冊の本をお話をされながら、くるくるっと手早く包んで下さり、見てびっくり！達筆で「ありがとうございました」と書かれた和紙を貼ってくれていたんです。
そういえば『神戸の古本力』にもこういうのが神戸の古本力だと書いてあった！！と思ってとってもうれしくなりました。ちょっとした心遣いでうれしくなるものですね。見習いと思いました。

昨日、1月17日は震災の日でしたね。早いもので13回忌・・・。
個人的なことですが私の父も震災の年に亡くなりました。
父は震災のころは自分の病気を知らなかったので、近所の家や親戚の家の屋根にのぼって毎日、青いビニールシートを張りまくってました。その後、数ヶ月で、この世を去ってしまうことなど、本人は知りもせずに全くノンキな父でした。
震災の日が私にとっても、いつまでも風化しない特別な日です。
今日、海文堂書店で神戸の棚にたくさんの地震にまつわる本がたくさん置かれていたので、おもわず購入してしまいました。私たち神戸に住む人たちは、ずっとあの貴重な体験をあとの世代の人たちにも伝えなきゃいけないなって思いました。

去年の年末に『ほぼ日刊イトイ新聞』から突然プレゼントが届きました。理由はこの主人公のブタフィーヌさんが美容院が大好きで美容師に、つよい憧れを持ってるらしいのです。それで「いつも通っている、おなじみの美容院の方にプレゼントさせて下さい！」という企画があったらしいのです。そこにセロのお客さんでもあるファビュラスオールドブックの村田さんが、ご紹介して下さり、見事抽選に当たったようなのです！！
話しは長くなりましたが、このブタフィーヌさん、ブタなのになぜか髪があり、しかもとても乙女で可愛いらしいのです。訳あって美容院に行ってパーマをあてる事になるのですが…
またお店に来られた時に見てみて下さいね！
ほぼ日サイト　http://www.1101.com

奈良のカナカナさんに布さんの『てまり』の作品展を見に行きました。他の作品と違う淡い色合いのこの作品は、去年、布さんのお友達が亡くなられたそうで、その方を思っての作品だそうです。そう思って見てみると、淡いキャンディーのような色に、少しキラキラひかるラメ入りのこの子達が、とても優しい気持ちにさせてくれました。布さんの、その人を思う優しい気持ちが伝わって来ました。
写真下はカナカナさんの御膳のランチです。一つ一つに、ちょっとした手間と工夫を感じるお味で、とっても美味しかったです♪

皆様、明けましておめでとうございます。
2007年も楽しくマイペースにやって行きたいと思いますので、今年も宜しくお願い致します！清水寺にて…